2018年9月20日
「犬に負担をかけずに手際よく安全にスピードある仕事の流し方!多頭カット実演」
20日のモデル犬は
トイ・プードル3匹
キャバリア・キングチャールズ・スパニエル
スムースコート・チワワ
計5匹
この5匹のワンちゃんたちをセミナーで教えながらチワワはシャンプー、キャバリアもシャンプー、プードル1匹はシャンプー、1匹は体バリカンカット、1匹は全身鋏のスタイルカットで合計6時間で仕上げてます。
実際に中島かおるさんが犬を触ってた時間はもっと少なくて3~4時間位なのかと思います。
このセミナーで3~4時間位ということは自分のお店に行けばもっと早く終わると言うことです。
ただそのためには自分のトリミングスタイルを崩さないことで、中島かおるさんは自分のテーブルの周りに鏡を置いて座ってても反対側のスタイルを見れるようにするのと自分の手の届く範囲に全ての道具を置いてるのとか、バリカンなども数本用意して最初からバリカンの刃をセットして置くとか徹底して時間短縮に努めてました。
シャンプーもタイマーで測って何分以内とか至る所にスマホを置ける場所を作って自分のトリミングのしかたを動画に撮って後から余計なことをしてないか余計な癖はないかなど徹底して分析してるとの事でした。
カットもバリカンで終わらせるような所はバリカンである程度まではカットしてしまって最終的に鋏で仕上げると言う手順でした。
例えば体2cmのバリカンなら首周りは1,5cmのバリカンで首下は逆Vにバリカンを入れる、お尻回り、アンギュレーションは短めのバリカン、目の周りはバリカンで短く、鼻の下の毛は全て切る、顔の仕上げはよく切れるハサミ、スキバサミを使って痛がらないカットをするとか、お腹の下側は暗いので下側にライトを入れて照らして見やすくしてからカットするなど、徹底的に時間短縮に努めてました。
一番時間かかってたのが最後の全身鋏のスタイルカットのトイプードル
本当はこのワンちゃんもバリカン仕上げの予定だったらしいのですが、このワンちゃんの骨格が綺麗だったためスタイルカットになったそうです。
この後は前日にも言われてたことなのですが
ワンちゃんの問題行動に対しての考え方を言われてました。
ワンちゃんの極度の問題行動=人間の子供の自閉症に近いのではとの事です。
自閉症とは・・・
自閉症とは、先天的な原因から、
- 対人関係の特異性
- コミュニケーションの質的障害
- イマジネーションの質的障害
という3つに特徴があらわれることから診断される障害です。「自閉」という言葉からイメージされる「自らこころを閉ざしている病気」ではありません。また、育て方によって、後天的になるものでもありません。
東京都自閉症協会から転記
人間の場合、自閉症は血液検査でも分かるみたいです。それに対してワンちゃんの場合もアメリカの獣医さんは血液検査で分かると断言している人も居るみたいです。
こう言う事を頭に入れてワンちゃんの問題行動を見てみたら確かに類似している場合も有ります。
なのでワンちゃんの極度の問題行動の対応策を自閉症の対応策に求めてみれば解決できる部分も有るかもしれません。
この部分は新た発見なので少し勉強してみる価値はあると思います。これによって問題の有るワンちゃんが少しでも負担なくトリミングが出来るようになればトリミングの幅がもっと広がるはず。
中島かおるさんはこの問題にかなり前から取り組んでいて自閉症の勉強と一緒に小児歯科の上手な先生の所に勉強に行って子供の扱いを勉強されたそうです。
私も自分の子供をいま小児歯科に連れて行ってるので、その時の医者とか看護婦さんの子供の扱い方などを見て応用出来そうなものは応用したいと思います。