ペットサロン勉強会 2019.2.19

貴志商店主催 わくわくペットサロン勉強会

2019年2月18日に貴志商店主催のワクワクペットサロン勉強会に参加してきました。

講師は

ペット食育士 湯浅充行さん テーマは「現代のペットフーズのニーズとは」

K9ナチュラルジャパン 佐藤淳二さん テーマは「分かりやすいペットの食事」

ハートランド 後藤真也さん テーマは「トリミングオプションメニュー獲得のカギ」

以上の3本立てで時間は13時から21時までという長丁場の勉強会でした。

19日の天候で高松空港に飛行機が到着できなくてK9の佐藤さんが急遽、新幹線でやってきてセミナー時間がハートランドさんの後藤さんと前後したという、ちょっとしたトラブルもあった勉強会でしたけどね。

内容はかなり濃い内容の勉強会でした。

現代ペットフードのニーズとは

最初の勉強会は13時45分から15時30分までで講師はペット食育士の湯浅充行さん

ニーズとは、お客様が気付いてる物とまだ、気付いてないが今から気付くであろうもので、気付いているものを「顕在ニーズ」でまだ気づいていないものを「潜在ニーズ」といいます

 

ニーズ 顕在に―ス 潜在ニーズ

美味しい

食いつきが良い

体に優しい

涙焼けケア

関節ケア

体臭ケア

お金など

愛犬に良い(合った物)を必要 お客様が自覚していない場合がある

つまり、お客様が「どうして欲しい」「何に困っている」に気づくためには普段のお客様との会話の中にある声にならない声を聴くことが出来れば解決できる(自分の考えでこの商品は〇〇だからと考えるのではなく、お客様に今、何が必要なのかを考える)

現在と過去の死亡原因

さらに、ニーズの講義からドッグフードの話へ・・・ここからが楽しかったです。

これが現在と30年前の死亡原因です

現在 30年前

1位 54%はガン

2位 17%は心臓

3位 8%は腎臓

4位 7%は膵臓

1位 フィラリア

2位 交通事故

30年前はフィラリアと交通事故が原因でしたが、今は人間と変わらない病気になってますよね、これって食べ物が良くなった証拠でもあるのですが、食べ物とか飼主さんの考えがさらに良くなればこの数字はかなり変わってくるのではないでしょか。

 

ドッグフードの材料のGI値は

ここから少し専門用語も使って説明していきます。

現在のドッグフードの材料にGI値(食後血糖値上昇指数)が上がりやすい材料が肉と肉をつなぐものに大量に使われています。

なので現在、糖尿病にかかる子が増えています。この糖尿病にかかれば、そのままガンに直結していきますのでGI値が低めな食事に変更していきましょう。

食品名 GI値
砂糖 100
人参 90
ジャガイモ 90
白米 85
トウモロコシ 75
玄米 65
65
サツマイモ 55
大豆 30

GI値が70以上で高GI値と言われています。

なので、ドッグフードに使われやすいジャガイモ、白米、トウモロコシなどが原材料の記載のトップ3までにあるものは玄米、麦、サツマイモ、大豆などがトップ3までに入ってるフードと順繰りしながら与えましょう。

フードの原材料トップ3までが愛犬の体を作っている栄養素です。なのでフードを買う時は原材料を気にして買う様にしましょう。(パッケージに騙されないでね、あとネットでしか売られてないようなフードは原材料をきちんと確認してみて下さい、高GI値のが大量に投入されてたりしますので)

*フードの原材料表示は左上から順番に使われている量が多い順に書かれています。

7歳からフードに混ぜると良い物など

ここからは少しドッグフードのエトセトラ

ワンちゃんは自分でタウリンを体内で作れるのでドッグフードにはタウリンは入っておりません。

ただ、タウリンは脾臓・肝臓・目に大量に使う栄養素であってワンちゃんも7歳からタウリン補給に猫缶&猫用フード&サプリメントを入れれば脾臓・肝臓・目の病気予防が出来ます。

犬用ドッグフードライトで痩せないワンちゃんは糖質の低い犬缶を使えば痩せます。(人間と同じで糖質が太る原因)

ネコドライフード100g 400kcal 犬ドライフード100g 300~350kcal

犬缶も猫缶も100g 100kcal

免疫について

免疫は2種類の免疫が有り、獲得免疫と自己免疫が有ります。

免疫の作られる工程は十二指腸と小腸のつなぎ目にヒダヒダが無い部分の事をパイエル版と言い、ここでさらに無数の凹みがある部分の事を樹状体と言いこの樹状体に入ったらT細胞とB細胞が解析して攻撃します。

T細胞は直接攻撃するのに対してB細胞はIgA細胞を作って攻撃

この部分をトレーニングすれば免疫UP

なのでパイエル版の上を通過しなければIgA細胞は作られないので、テレビCMで〇〇が何億個とか言われてますよね、あれは数が多ければ多いほどパイエル版の上を通るのでIgA細胞を作るトレーニングをして免疫をUPしましょうと言う事です。

ちょっとドッグフード説明

ドッグフードのアボダーム

最初は皮膚と被毛が綺麗になるといううたい文句で日本に入ってきましたが今は涙焼けケアもあるかな。

涙焼け原因(ペット食育士 湯浅充行さん感覚)

1.油汚れ(フードのコーティング油)

2.水分不足

3.タンパク質

4.先天性

なので油汚れの少ないフードを与えましょうとの事でした。

アボダームに使われている乾燥アボカド果実とは軟骨破壊因子抑制効果を持っているので関節関係の病気予防に良いみたいです。

ただアボカドは毒の部分も有りますがそれは、種と皮にグリシンと言われる物質が入ってて下痢と嘔吐を引き起こしますが普通はそんな部分なんて食べませんよね。

 

ドッグフードのスマイリー

全て原材料は国内産でALL生肉から作られてるフードです。

さらに油が使われてないフードになりますのでアマニ油とかエゴマ油とか魚油など使ってあげることも出来ます。

ただ、総合栄養食ではないのと新鮮すぎて2週間でフードにカビが生えます。

このフードを与えて便の調子が悪いときはサツマイモを皮ごとプラスしてあげれば調子が戻ってきます。

あと、尿道結石の子でも食べれます。

さらにストラバイトの子には鰹節と白菜と大根をプラスして与えて下さい。

 

ドッグフードのピナクル

原料の一部のエンテロコッカスは動物由来の油です

タンパク質アレルギーの子にも使えます。

 

此処までがペット食育士 湯浅充行さんの講義した。

トリミングオプションメニュー獲得のカギ

ハートランド 後藤真也さん テーマは「トリミングオプションメニュー獲得のカギ」

講義時間は15時45分から17時15分

この講義はお店のオプションメニューからターゲットの決め方まででした。

なので、簡単に書きます。

年台 サロン 物販
1990年代 どこのサロンも繁盛 品質が良ければ売れる
2000年代 オプションメニュー化台頭 品質が良くて安くても売れにくくなる
現在

効果が実感出来るメニューが主流傾向

2極化が激しくなり物販売上が低迷している

1990年代から現在までの簡単なサロンと物販の移り変わりですが、確かにこの通りだと思います、さらに前にも書きましたが、人とペットは少子高齢化になり2頭に1頭は7歳以上のシニア犬になりますしここ10年で動物取扱業の保管は激増しています。

*動物取扱業の保管とはトリミング業とホテル業を表しています。

お店の売上の計算式は

売上=お客数×お客単価×購入回数 で決まります。

なので、お客様数を増やすのは大変ですがお客様単価=カットとかシャンプーとかオプションを付けてもらってっ単価UPをはかりましょうと言うのが今回の講義内容です。

お店もお客様に来店してもらうために、お客様が新しい発見、気付き、相談できる環境が。最もお客様が来店したくなる理由で有りファン化する傾向が有ります。

さらにお客様の五感をくすぐり分かりやすいメニューを考える。

例えば、お客様の悩み解決が明確化されたものにしたり、オプションメニューの中に重複した謳い文句を使わず、オプションネームはオリジナルネームで考えるなど。

オプションの進め方はメニュー表、口頭、動画、画像が有ります。

オプションを進めて成功しているお店は

この商品を使えばこの悩みが解決出来ると言うターゲットの明確化されてたり、「モノ」「サービス」に固執せず、全情報を駆使して「体験・経験」を伝えて、そのモノ(商品、オプション)を購入することによって「どういう素敵な生活が手に入るか」「どういう体験が起こるか」「どういう嬉しいことがあるのか」という、その商品購入の先にある体験を発信している。

これがハートランド 後藤真也さん テーマは「トリミングオプションメニュー獲得のカギ」の簡単な内容です。

分かりやすいペットの食事

K9ナチュラルジャパン 佐藤淳二さん テーマは「分かりやすいペットの食事」

飛行機が高松空港に到着しないので急遽、東京から新幹線に乗ってやってきたと言うトラブルも有り少し巻き進行でした。

巻き進行でも内容は濃い内容でした。

まずはk9ナチュラルジャパンと言うメーカーなのでドッグフードの説明から

K9のドライフードシリーズは生食フリーズドライのペットフードになります。

さらに肉類は90%以上(猫用は99%以上)で本来の、犬と猫の食性にあった食事になります。

穀類・イモ類・豆類は、一切不使用で、つなぎが入ってない超低糖質食

完全放牧で肉の安全世界一のニュージーランドの肉になります、さらにニュージーランドの肉屋でも売られるドッグフードはk9だけです。

さらに非加熱フリーズドライなので素材の栄養がそのままです。

*非加熱フリーズドライとは

素材の時点で通常は過熱しますが、この素材の時点で生のまま、次の工程の真空にして水分を飛ばすので、加熱処理した素材とは酸素、乳酸菌を含めた栄養や味が損なわれないし、酸化速度が遅いので長期保存が可能で重さも4分の1程度の重さになり,水で戻せば元に戻ります。

犬はオオカミの28倍のアミラーゼを持っていますが現在のフードはつなぎの糖質が多い

酸化=サビ=老化は良く知られてますが糖化=老化も有ります。

糖化は糖質が過剰に入った時に起きやすく、糖質はタンパク質とくっつきやすく変形しやすいです。

なので、低糖質フードなどで体の老化を防げば元気な子が増えます。

さらに、犬用サプリメントのフラックスシード・オイルの説明の中でオメガ3とオメガ6が出てきたので、ここからこの話になり

  オメガ6 オメガ3
作用 炎症を起こす 炎症を抑える
配分

4

6

1

1

多い食材

ひまわりオイル

大豆

サラダオイル

グレープシールド

アマニ油

エゴマ油

魚油

オメガ6とオメガ3の理想配分は4対1とか6対1なのですが使われている材料がオイルが多いので割合が結局は50対1とか100対1になるので、これを少しでも減らすために、今あげているフードにコーティングされてる油をぬるま湯で洗い流してさらに、アマニ油、エゴマ油、魚油をワンちゃんの体重3キロでティースプーン1杯を掛けて理想の配合割合に近づけましょう。

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